【イベントレポート】写経体験
2024年3月8日
外国人住民を対象に、日本文化への理解を深めてもらうことを目的として、「写経体験」を開催しました。
弘浄寺のお坊さんである後藤 寛浄氏を講師にお招きし、まずは「写経」がどのようなものなのかお話しいただきました。お釈迦様がどのように人々に教えを説き始めたのかから始まり、「仏教」や「般若心経」とはどのようなものなのか、など分かりやすく説明いただきました。また、死をも覚悟した修行を行った講師だからこそ伝えられる、自分と向き合うということの大切さや、今ある生活が当たり前ではないことへの感謝など、たくさんの経験をお話しくださいました。
その後は、実際に般若心経の写経体験を行いました。262文字ある般若心経ですが、一文字に心を込めて書くこと、急いで書くことが一番良くないことに注意しながら、集中して書き進めました。大切なことは、写経という修行を通して“自分と向き合い、心を整え、自分のことに気づく”こと。短い時間ではありましたが、参加者の皆さんは、写経を通して日本文化を体験するとともに、その歴史や背景を知ることができ、改めて日々の生活を丁寧に過ごすことの大切さに気付くきっかけとなったようです。
【参加者の声】
・改めて自分のまわりをよくみて感謝するべきことに気づきました。仏教のこともよく分かるようになりました。