【イベントレポート】座禅体験
2024年3月8日
外国人住民を対象に、日本文化への理解を深めてもらうことを目的として、「座禅体験」を開催しました。
写経体験に続き、今回も弘浄寺のお坊さんである後藤 寛浄氏を講師にお招きし、まずは「座禅」の3つの基本①調身(ちょうしん、正しく座ること) ②調息(ちょうそく、正しく息をすること) ③調心(ちょうしん、心を調えること)を学びました。その後は、正しい姿勢や足・手の位置、合掌の方法、呼吸法のレクチャーがあり、実際に座禅体験を行いました。短時間でも、耳や肌感覚が敏感になったり、気持ちいいと感じる方もいらっしゃったようです。
さらに、講師が1,300㎞の道のりを44日かけて行った四国巡礼や死を覚悟した7日間の大峰山奥駈山修行がいかに過酷であったのか、写真を交えながらお話しいただきました。参加者のみなさんはとても興味深々で、たくさんの質問をしながら講師のお話しに聞き入っていました。
「座禅」は正しく息をすることで、普段当たり前に行う“呼吸”を意識し、次第に心が落ち着いてきます。そうすると、自分でコントロールできないことがコントロールできるようになり、“己の心構え”が変わるそうです。そして1日1分でも“続ける”ことが大事。
先生のお話しを踏まえ、最後にもう一度行った座禅後、参加者の「お風呂に入った後のようにスッキリした」という言葉がとても印象的でした!!毎日がネット情報に溢れ、ストレスを抱えながら生きる現代社会において、ぜひ皆さんも日々の生活に「座禅」を取り入れて、自分の心を整えてみませんか??